佐渡ちゃんの「第9」

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先日、ベートーヴェンの「第9」を聴きに行ってまいりました。幼少時から中学生くらいまでは毎年12月になると必ず「第9」を聴きに連れて行ってもらっていたのですが、ここ最近はめっきりご無沙汰。そんなわけで、今年は発売日に意気込んでチケットを買ってみました。しかも今回の指揮者は、あの「題名のない音楽会」で熱いトークを繰り広げている佐渡ちゃん!なかなかチケットが取れないという佐渡ちゃん!というわけで、期待に胸とお腹を膨らませて会場へ。

会場は、私の地元にございます「所沢市民文化センター ミューズ」。名前からはローカルなにおいがプンプンいたしますが、あなどることなかれ!音の良さはもちろん、座席の並び方やサイズ感などのバランスがとても良く、かなり素敵なホールなのです。小澤征爾も「このホールは音が良い!」と褒めていたそう。全く同じ演目、演奏者でも、サントリーホールなどより全然チケット代が安いのも嬉しい。ローカルバンザイ!

そんなわけで、「第9」です。いやぁ~、ものすごく良かった!!佐渡ちゃんの熱さは予想をはるかにK点越え。動きは完全にエガちゃん、もしくは酔っ払った河村たかし。テレビで観る限りは、かなり緻密に音作りや構成をする方だと思うのですが、本番ではオケを完全に信頼し、細かいキューなどはほとんど出していませんでした。どちらかというと、曲の世界観を観客にわかりやすく伝えるアクターのよう。踊り出したり、神に祈り出したり(←そう見えた)、はたまた入り込みすぎて直立不動になってみたり、観ているだけでハラハラドキドキ面白い。曲が一段とイキイキ聞こえるし、曲の場面場面が絵で見えるよう。とにかく素晴らしい指揮でした。

オケ、歌手、コーラスもそれに呼応するように、パワフルでのびのびとした演奏で、オケの中にはヘッドバンギングしながら演奏する人や、弦がブチ切れんばかりに激しくこすりつける人もいて、何とも個性的な音が奏でられ、歌手やコーラスの方々もとても楽しそう!

子供の頃は、歌い出しのバリトンのポジションがおいしすぎて、ひそかに「大人になったらあのパートをやりたいぜ!」と思っていましたが、私は一応女性なのでバリトンにはなれないのでした。チーン。しかも、子供の頃は「バリトン=太った人」とインプットされていたため、毎回バリトンパートの直前になると、母に「ここで太った人が歌い出すんだよね!」と、したり顔で説明していたそうですが、今回のバリトンの方は全然太っていませんでした。ちょっと残念。いや、でも歌は良かったです。

そんなわけで、色々な意味で本当に楽しかった今年の「第9」。来年もぜひぜひ行きたいです!

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