どうにかこうにか、無理矢理スーツケースに荷物を押し込め、はみ出たものは小脇にかかえ、午前のうちにヒースロー空港へ向かう。チェコからイギリスに来る時点で重量オーバーしていたわけですので、当然ここでも重量オーバー。にこやかに40ポンドを徴収され、「Heavy」と書かれたオレンジの珍妙なタグを巻きつけられたスーツケースをお見送りし、身軽になってゲートの中へ。
搭乗までは2時間もあるし、乗る前にのんびりサーモンとカキを食べるとしても、まだまだ時間はたっぷりあるのでお買い物~♪と、我を忘れてチーズやら鴨やら、食べ物を物色しまくっていたら、あっという間に時は経ち、搭乗まで40分足らずに!そんなわけで、サーモンとカキの一気食い、そしてワインの一気飲みを経て飛行機へ乗り込む。
機内食はこれまたお見事な珍妙ぶりで、一気食いといえども、ギリギリまで粘って機内食以外のものを胃に入れておいて良かったと、切に思う私でございました。味の全くないオムレツや、食後に唐突にウォーカーのずっしり重たいクッキーを出してきたり、最後まで期待を裏切らない、英国味覚マジック。胃が痛いっす。あぁ、サンマが食べたい。普通の米が食べたい。
そんな風に和食に思いを馳せながら、グーグー居眠りしているうちに、あっという間に成田到着。早っ!!そして旅行終了。早っ!!
底抜けに楽しくて、ウキウキワクワク、超リフレッシュ!!!という旅では全然なく、むしろ歴史の重さや暗さに打ちのめされてみたり、異様な食文化にこれまた打ちのめされてみたり、色々と考えさせられる重厚な旅でしたが、チェコもイギリスもこの時期に行けて良かったなぁと。自分の旅行観まで変わったような気がする、不思議で有意義な旅でした。
しかし、次はグアムとかハワイにでも行って、バカみたいに浮かれてみたい・・・。